オカルト教団の誹謗中傷で9ヶ月の懲役

2008年3月3日 Monday

オーストラリアでオカルト教団に対して誹謗中傷をウェブサイトに書き込み、裁判所命令を無視して削除を拒んだため、法廷侮辱罪で9ヶ月の懲役刑を受け、去年の11月に投獄されたVivienne LeggとDyson Devineの2名が、7週間後の2008年2月28日に釈放された。(NEWS.com.au : Critics of occult group freed)

誹謗中傷を受けたオカルト教団はThe Ordo Templi Orientis(以下OTO)と呼ばれる教団で、日本では東洋のテンプル騎士団又は東方聖堂騎士団と訳され、東京、大阪、神奈川に支部を持っている。アレイスター・クロウリーの『法の書』を拠り所とし、映画監督ケネス・アンガーが所属していたことでも知られている。(http://www.otojapan.org/ ,Wikipedia(JP) : アイレスター・クロウリー ,Wikipedia(EN) : Ordo Templi Orientis

問題となった記述は、教団を小児愛者の集いであり、子供を拷問して殺し、血を飲み干し、臓器を喰らい、あるときは裸の子供を給仕係にしたと記載した箇所である。この記載は小児虐待防止プログラムを創設した心理学者Reina Michaelsonの論文に記載されたものだが、2006年11月にOTOと法廷外で和解している。

ウェブサイトを管理していた二人は、去年6月に裁判所から削除を命じられたが聴取にさえ応じなかった。OTOの批判に答え、5ヵ月後の11月27日になって、聴取のために自宅からメルボルンの裁判所までビクトリア州警察によって送られたが、裁判官がその次の日に判決手続きが行われることを告げていたにもかかわらず、二人は帰宅してしまったため、法廷侮辱罪で9ヶ月の懲役刑と、OTOへ3万ドルの補償金を命令された。(the age.com.au : Couple jailed for contempt in vilification case)

二人のサイト、gaiaguys.netは友人の勧めにより、自身の手で閉鎖された。(adamdodson.org : GaiaGuys.net shut down)