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訴えられた組織は二つあり、一つはマクドナルド郡の牧師レイモンド・ランバートが率いる100エイカーの農場を構えた団体であり、もう一つはニュートン郡でランバートの叔父である牧師ジョージ・ジョンストンが率いる10エイカーの農場を構えた団体である。ランバート牧師は義理の父親から児童への性的虐待を含む全ての教義と財産を引き継ぎ、ジョンストン牧師は後からこの教団に加わった。場所は異なるものの、この二つの組織は実際には一つであると見られている。
性的虐待の影響を受けていると呼ばれる家族は30にも及んでいる。訴えを起こしたのは5人の原告であったが、その後12月16日のNPRの報道によると人数がさらに増えている。被告は合計5人となっているが、グループに生まれた子供の何人かは、2人の牧師が実の親である可能性が高く、焦点をこの2人に合わせて捜査が進められている。
この教団では子供たちはホームスクールで勉強をしており、教団外へ出ることはない。ただし、大人たちが外に出て働くことは推奨されており、あるものはウォルマートの本部で働き、あるものは音楽教師として働いていた。
事件が発覚したのはインターネットからだった。前出の音楽教師である女性がインターネットをしていると、カルト認識を啓蒙するサイトに流れ着いた。「聖書をよりどころにするカルト」の項目を読み進めていくと、自分の人生に大きく関わっている教団にたいして疑念を抱き始めるようになった。彼女は心配になり、サイトにリンクがあったカリフォルニアのラビに連絡を取り、何ヶ月もかけてカウンセリングを受けた。そして今年の春、彼女は今まで信じていたものを全て捨て去り、教団を出る決意をした。このときに彼女に追随して教団を出た人数は合計10人となり、固い結束で結ばれた教団に大きな打撃を与えた。
明らかになっている原告3名のインタビューによると、いずれの場合も2人の牧師は少女らに対して「自分の肉体には神が宿っている」と言い、神に近づくためには自分とセックスすることだと説いた。前出の音楽教師は実父ランバート牧師から15歳の頃に性的関係を求められた。17歳の少女がジョンストン牧師に性的いたずらを受け始めたのは8歳からで、12歳の頃にはさらにひどくなり、「自分とセックスをしても、処女で居られる」と言われて自分の肉体を全て差し出した。裁判で証言台に立った20歳の女性は、自身が「おじいちゃん」と呼んでいるジョンストン牧師と12歳の頃から性的関係を持っていた。
被告である両牧師はいかなる嫌疑も否定しているが、FBIや警察などが子供たちを奪って養護施設に入れるのではないかと言う噂が広まり、30年生活していた農場から去った。ランバート牧師は、「農場を去ったどの人間も愛している」と語っている。
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