2月22日イプスウィッチ高等法院にて、サフォーク州イプスウィッチで起きた娼婦連続殺人事件の容疑者スティーブン・ライトに終身刑が下された。裁判官は容疑者について、全てドラッグにおぼれた売春婦という弱い立場の女性を意図的に選び、二つの遺体を十字架のように配置したことをなど挙げ、計画的かつ猟奇的な連続殺人鬼とし、刑務所で一生を過ごすべきだと仮釈放の可能性を否定した。
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英国では死刑は廃止されているため、現在では終身刑が最高刑とされているが、タニア・ニコルとポーラ・クレネルの親族は死刑を検討するべきだと述べている。
バーテンダーとして働いていた職場から80ポンド(17,000円程度)を盗んだとして、2003年に逮捕されたときに採取されたDNAが、3体の遺体に付着していたことが有力な証拠となった。
そのほか、スティーブン・ライトの所有する車の足元の繊維がポーラ・クレネルの遺体に付着していたこと、二人の犠牲者の血液がライトのジャケットに付着していたこと、犠牲者が姿を消したその時間に、ライトの所有する車のナンバーが付近の監視カメラで確認されたことなどが挙げられている。
スティーブン・ライトは車やジャケットなどの証拠は殺した証拠にはなっていないとし、5人の女性と性行為に及んだが、殺してはいないと主張している。弁護団は控訴を検討中であると述べた。今後、スティーブン・ライトはロンドン南部のBelmarsh刑務所に送られ、自殺防止の監視下におかれるであろうと予想されている。
今回の裁判では追及されていないが、1992年に今回の事件と同じ売春地区で失踪し、絞殺死体が発見された当時16歳のナタリー・ピアマン、1993年にイプスウィッチで売春婦をしていたが失踪した26歳のマンディ・ダンカン、2000年には当時29歳のケリー・プラット、2002年には当時22歳のミシェル・ベトルスが同じ地域で失踪しており、スティーブン・ライトとの繋がりが懸念されている。
スティーブン・ライトが80年代前半にクイーンエリザベス2号で働いていた当時、西ロンドンで失踪し、現在まで行方不明のスージー・ランプルーと顔見知りであったことから、メトロポリタン警察が現在調査中であることを連絡してきたとスージー・ランプルーの父親がガーディアン誌に語っている。また、2000年9月に失踪し、ノース・ヨーク・ムーアズで全裸死体が発見されたヘロイン中毒者、ビッキー・グラスの事件についても、クリーブランド警察が調査中である。
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